推薦状について
(海外)大学院出願のために推薦状を依頼されることが続いたので,2023年度以降については,以下の条件を設けたいと思います.
条件として
- 過去に私の講義(学部2年生以上向けのものに限る)あるいは演習を履修していること(何か別の接点があればこの限りではありません)
- 出願の一ヶ月程度前までに打診すること
- 下に挙げる書類を提出すること
が必要です.
提出物:
- 出願先一覧のリスト
- 出願先に提出するStatement of Purpose,あるいはエッセイ
- 成績表(学部(必須),修士課程)
- (Optional)英語・数学・統計の能力に関して,成績以外で特記すべきこと(検定・資格などの認定・合格証など)
- (Optional)卒業論文,修士論文,学術論文など(草稿でも可)
推薦状においては,出願先が推薦者について,「この人はあなたをよく知っている(からその推薦状の内容は傾聴に値する)」と判断できることが大事であり,そのような人に推薦状を依頼するのが望ましいです.どの大学も「応募者をどうやって知ったか」を推薦状に明記するよう要求してきます.過去に講義を履修した,とか現在学位論文を指導している,などの情報を書くわけですが,接点がない推薦者からの推薦状は情報量がない・少ないと見做され,割り引かれることになります.私と最低限の接点を持たない場合は,私が書くよりも,きちんと接点のある教員に書いてもらう方が合格確率は上がるはずです.
このページを書くにあたり,室岡健志さんと若森直樹さんのページを参考にさせていただきました.博士課程への留学については,室岡さんのページにもあるように,出願1年以上前からの周到な準備が(私の側ではなく,応募者であるあなたの側で)必要です.できるだけ早い時期に打診・相談するようにしてください.
最後に,推薦状を書くのは仕事の一部ですので,それに対してお礼の品を用意する必要はありません.私がお礼の物品を受け取ることは(出願時,合格後ともに)絶対にありませんので,用意したり渡そうとしたりしないでください.